障碍者アーティストと作る!シュガークラフト販売で自立支援を

支援総額

145,000円

目標金額880,000円

16%

サポーター 17人

期間:7月31日

支援する(Readyforのプロジェクトへ)

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目標金額880,000円

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川越市郭町2-20-4、三芳野神社から富士見櫓跡に向かう道中にある「あいアイ美術館」は、2007年にアウトサイダーアートの美術館として開館しました。

同美術館を運営するのは「NPO法人あいアイ」。1997年に年齢、性別、国籍、そして、障害の有無を問わず創造活動する自主グループとして誕生し、2002年にNPO法人化されました。

垣根に沿って飾られているたくさんの絵は、時々、入れ替えられています。

記者が取材に伺った時には「円空」さんの絵が並べられていました。

「シュガークラフトのパッケージデザインでは、100枚近くから一次審査、二次審査と進んで絞られてやっと最後に落ち着いたんですよ。」と話すのは、NPO法人あいアイ理事長の粟田千恵子代さん。

粟田さんは、まだ、自閉症や発達障害という言葉すらなかった頃から50年以上もこういった活動を続けておられます。

押入れにはこれまでのみんなの作品がぎっしり。すべての押入が作品で埋め尽くされているのだそうです。

「初めて描いた絵から今の作品までずっと取ってあって、昔と比べるとその成長度合いがわかるんですよ。」と粟田さん。

こちらは取材で伺っている時に共同制作していた作品で、皆んなで水族館にイワシの群れを見に行ったのを描いたもの。

「知的障碍だと魚が自由に泳ぐ群れを描くことができず行列にしてしまうんです。だから、台紙を下において上からイワシを投げて落ちたところに描き直して彩色する。障碍の度合いによっては自分の名前が理解できない子もいる。海に行くと船と海の境目が分からずどんどん進んでしまう。落っこちるという意味が分からない。それくらい重症の子ばかりだけど絵だけはすごく上手に描いて面白い。才能があるというか色感がもの凄いんです。」と語る粟田さん

今回のシュガークラフトでは6種のパッケージデザインがありますが、そのうちの一つ「クローバー」。クローバーも大きく描いたり小さく描いたりと一つ描くのにも色々と何度も描いてようやく到達したのだそう。

パッケージにはそうしてみんなで描いた四つ葉のクローバーがデザインされています。

結婚式の引き出物なので四つ葉のクローバーにしたい。だけど、三つ葉を取った子は三つ葉しか描けない。

すると、埼玉県加須市の方で四つ葉のクローバーで町おこしをしている鈴木一男さんが、わざわざ訪ねてきてくれ、鉢植えを持ってきてくれた。それを題材にして描くことが出来たのだそう。

貝を描いたのは、耳が聞こえない精神障碍の子。桜のパッケージは風が吹いているところというアイデアを出してもらって描いたもの。桜の花が細かいところまで描写され、花びらが散る様子が描かれています。ボタンの丸はすべての絵の基本、丸を描く練習ばかりしている。パッケージ一つ一つに物語があります。

粟田さんが、知的障碍や精神障碍を持った方達に絵を教えているのには2つ目的があります。一つは障碍や病気を癒すこと、もう一つが障碍者の自立。東京にある際コーポレーションでは、在宅のデザイナーとして雇ってもらい20年以上勤めている人もいるそうです。

− 今回、クラウドファンディングに挑戦したことについて伺いました。

「障碍を持っていると皆さんに助けていただくということが中心になってしまうけど、彼らに絵の力があることを知ってもらいたいし、彼らにも絵が形になる喜びを知ってもらいたい。デザインすることで社会との結び付きができて、デザイナー料が入ってくれば自立支援にもつながる。クラウドファンディングの成功で彼らの仕事の幅を広げて行きたいですね」

最後に今後の予定をお伺いしました。

「あいアイは広島県とご縁があって、原爆ドームの絵を描いたところ気に入っていただいて奏楽堂で展覧会を開催しました。

それが評判になって広島の泉美術館から展覧会や個展の依頼もありました。

平成30年に西日本豪雨で被災地となった広島県安芸郡坂町では、絵を見せたり映画の鑑賞会をして喜んで頂きました。

今年、広島で展覧会があって全員でドームを見て、できれば原爆ドームを描かせてもらい、 さらには、草間彌生さんの作品や地中美術館などアートで町おこしをしている直島まで足を伸ばせたらと思っています」

絵をどんどんとデザインとして製品化していく。作品が増えると、お客さんも選んでもらいやすくなる。それによって、デザイン料が入るという循環を促して障碍者の自立支援へと繋げていく。

クラウドファンディングの成功はそのきっかけとなります。残り少なくなりましたが、ぜひ、ご支援をお願いします。

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基本情報

特定非営利活動法人あいアイ

【団体名】特定非営利活動法人あいアイ
【住 所】川越市郭町2-20-4
【電 話】049-277-7872
【H P】http://www.aiai-art.jp/index.html
【F B】https://www.facebook.com/Aiaimuseumofart/
【概 要】特定非営利活動法人あいアイは年齢、性別、国籍そして障碍の有無を問わず創造活動し、その成果を障碍者自立の一助とするため2002年に特定非営利活動法人となりました。2007年には川越の本丸御殿の近くにアウトサイダーアートの美術館を開館し、小さな画伯と共にバリアフリーアートを展開しています。(毎年4月1日にはあいアイパーティを開催)

現在、川越の美術館での作品制作や常設展示のほかに絵画による自立を目指し、東京北区では就労継続支援B型「あいアイ工房」や青山教室、練馬教室、専門家コースなどアウトサイダーアートを開花する講座の展開をしています。

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川越市郭町2-20-4、三芳野神社から富士見櫓跡に向かう道中にある「あいアイ美術館」は、2007年にアウトサイダーアートの美術館として開館しました。

同美術館を運営するのは「NPO法人あいアイ」。1997年に年齢、性別、国籍、そして、障害の有無を問わず創造活動する自主グループとして誕生し、2002年にNPO法人化されました。

垣根に沿って飾られているたくさんの絵は、時々、入れ替えられています。

記者が取材に伺った時には「円空」さんの絵が並べられていました。

「シュガークラフトのパッケージデザインでは、100枚近くから一次審査、二次審査と進んで絞られてやっと最後に落ち着いたんですよ。」と話すのは、NPO法人あいアイ理事長の粟田千恵子代さん。

粟田さんは、まだ、自閉症や発達障害という言葉すらなかった頃から50年以上もこういった活動を続けておられます。

押入れにはこれまでのみんなの作品がぎっしり。すべての押入が作品で埋め尽くされているのだそうです。

「初めて描いた絵から今の作品までずっと取ってあって、昔と比べるとその成長度合いがわかるんですよ。」と粟田さん。

こちらは取材で伺っている時に共同制作していた作品で、皆んなで水族館にイワシの群れを見に行ったのを描いたもの。

「知的障碍だと魚が自由に泳ぐ群れを描くことができず行列にしてしまうんです。だから、台紙を下において上からイワシを投げて落ちたところに描き直して彩色する。障碍の度合いによっては自分の名前が理解できない子もいる。海に行くと船と海の境目が分からずどんどん進んでしまう。落っこちるという意味が分からない。それくらい重症の子ばかりだけど絵だけはすごく上手に描いて面白い。才能があるというか色感がもの凄いんです。」と語る粟田さん。

今回のシュガークラフトでは6種のパッケージデザインがありますが、そのうちの一つ「クローバー」。クローバーも大きく描いたり小さく描いたりと一つ描くのにも色々と何度も描いてようやく到達したのだそう。

パッケージにはそうしてみんなで描いた四つ葉のクローバーがデザインされています。

結婚式の引き出物なので四つ葉のクローバーにしたい。だけど、三つ葉を取った子は三つ葉しか描けない。

すると、埼玉県加須市の方で四つ葉のクローバーで町おこしをしている鈴木一男さんが、わざわざ訪ねてきてくれ、鉢植えを持ってきてくれた。それを題材にして描くことが出来たのだそう。

貝を描いたのは、耳が聞こえない精神障碍の子。桜のパッケージは風が吹いているところというアイデアを出してもらって描いたもの。桜の花が細かいところまで描写され、花びらが散る様子が描かれています。ボタンの丸はすべての絵の基本、丸を描く練習ばかりしている。パッケージ一つ一つに物語があります。

粟田さんが、知的障碍や精神障碍を持った方達に絵を教えているのには2つ目的があります。一つは障碍や病気を癒すこと、もう一つが障碍者の自立。東京にある際コーポレーションでは、在宅のデザイナーとして雇ってもらい20年以上勤めている人もいるそうです。

− 今回、クラウドファンディングに挑戦したことについて伺いました。

「障碍を持っていると皆さんに助けていただくということが中心になってしまうけど、彼らに絵の力があることを知ってもらいたいし、彼らにも絵が形になる喜びを知ってもらいたい。デザインすることで社会との結び付きができて、デザイナー料が入ってくれば自立支援にもつながる。クラウドファンディングの成功で彼らの仕事の幅を広げて行きたいですね」

最後に今後の予定をお伺いしました。

「あいアイは広島県とご縁があって、原爆ドームの絵を描いたところ気に入っていただいて奏楽堂で展覧会を開催しました。

それが評判になって広島の泉美術館から展覧会や個展の依頼もありました。

平成30年に西日本豪雨で被災地となった広島県安芸郡坂町では、絵を見せたり映画の鑑賞会をして喜んで頂きました。

今年、広島で展覧会があって全員でドームを見て、できれば原爆ドームを描かせてもらい、 さらには、草間彌生さんの作品や地中美術館などアートで町おこしをしている直島まで足を伸ばせたらと思っています」

絵をどんどんとデザインとして製品化していく。作品が増えると、お客さんも選んでもらいやすくなる。それによって、デザイン料が入るという循環を促して障碍者の自立支援へと繋げていく。

クラウドファンディングの成功はそのきっかけとなります。残り少なくなりましたが、ぜひ、ご支援をお願いします。

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基本情報

特定非営利活動法人あいアイ

【団体名】特定非営利活動法人あいアイ
【住 所】川越市郭町2-20-4
【電 話】049-277-7872
【H P】http://www.aiai-art.jp/index.html
【F B】https://www.facebook.com/Aiaimuseumofart/
【概 要】特定非営利活動法人あいアイは年齢、性別、国籍そして障碍の有無を問わず創造活動し、その成果を障碍者自立の一助とするため2002年に特定非営利活動法人となりました。2007年には川越の本丸御殿の近くにアウトサイダーアートの美術館を開館し、小さな画伯と共にバリアフリーアートを展開しています。(毎年4月1日にはあいアイパーティを開催)

現在、川越の美術館での作品制作や常設展示のほかに絵画による自立を目指し、東京北区では就労継続支援B型「あいアイ工房」や青山教室、練馬教室、専門家コースなどアウトサイダーアートを開花する講座の展開をしています。